8月も もう終わろうとしている頃、
植えた訳でもないのに、野山や道端、高速道路の法面など、
あちこちの荒地に咲く白いユリが目に付く。
調べてみると、その名は「タカサゴユリ」。
てっぽうユリとよく似ているが、葉が細くて花も細長いのが特徴。
台湾の山地に広く野生するユリで、観賞用として日本に入ったのが大正12年。
旺盛な繁殖力のため、西日本を中心に広く野生化しているという。
種子で繁殖する「タカサゴユリ」
花が終わると1輪に付き1本、長さ10cmぐらいの「さや」が出来、
さやの中は6列に分かれていて、
その1列に100~200個の種子がぎっしり詰まっている。
そして晩秋になると、さやが弾けて放出された種子が風に乗って運ばれる。
毎朝のウオーキングの時、以前からずっと気になってた場所がある。
5m四方の範囲に咲くユリ、
その場所に咲くものだけが、たくさんの蕾を付けているのだ。
その中でも一際多くの蕾を付けた1本。数えて見るとなんと31個もあった。
これが咲いたら どんなに見事だろう?
大きなユリのブーケのようになるのかな?
道行く人達は皆、それが開花する日を楽しみにしていたのに・・・
蕾が出来始めた頃からず~っと見守って来たのに・・・
ある朝、それは無残にも折られていた。
悲しく思うみんなの心を察してか、
秋の訪れを感じさせるように蔦の葉が染まり始めていた。
8 件のコメント:
おはようございます。
暑さ続きですが、
六甲山は秋の気配という感じですね。
しょーもない事をするヤツは
どこにでもいるもんですな。
大阪花博の所でも、夏前頃に
子供が作った花壇みたいなのを荒らした
馬鹿やろうとかいました。
捕まってはいないけど、天罰が
下る事を祈ってます。
マシローさん、おはようございます
本当に少しは降ってくれないと
地も山も人間も干上がってしまいそうです。
でも確かに朝の空気や蝉の鳴き声も変わり、
秋はもうそこまで来ているようです。
はやひでさん、おはようございます
自然や花を愛でる心を持たない人は
気の毒にさえ思いますね。
このユリも、どこかの家で花を咲かせていると思いますが、
持ち帰ったその人は、心から「キレイだ」と
思えるのでしょうかねぇ。
うーん、種子で繁殖するとは知らなかったですね。ユリ根てあるくらいだから、球根でしょう…なんてね思っていた。
高速道路の斜面なんかで良く見ますね。
知多半島じゃ、田んぼの畦道に咲き乱れておりますのじゃ。
それにしても、阿呆に付ける薬は無いですねぇ。
こう言う奴は、バキュームカーの横転事故に巻き込まれて、救命救急をたらい回しされればいいのに。
天網恢々疎にして漏らさず。
kenさん、
オニユリのようにムカゴで増えるのもありますね。
以前、高速道路の路肩に車を停めてユリを摘んでる人を見た事がありますが、
とんでもない事をする人がいるものですね。
オオカミさん、こんばんわ!
知多半島も今が真っ盛りですか~。
黄金色の稲穂に白いユリ・・キレイでしょうね。
自然に生えているとは言え、多くの人が楽しみにしている事を知ってか知らずか・・・
どちらにしても残念な事でした。
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