初めて親元を離れ、京都で下宿生活を始めた頃。
料理に不慣れだった私は、最初の1週間、ずっと野菜炒めでした。
そのうち悪戦苦闘しながらもレパートリーも増えてきたのですが、
どうしてもキンピラゴボウと南京の炊いたん(炊いたもの)が
食べたくなって、近くの市場のお惣菜屋さんに行きました。
でも、やっぱり母が作ったのが食べたい・・
と思ったら、もう何も買えずに下宿に帰ってきてしまいました。
帰るとちょうど母から荷物が届いていて、なんと、中には
キンピラゴボウと南京の炊いたんが・・!
わたしの大好物!・・嬉しくて嬉しくて、そして母が恋しくて・・・
泣きながらキンピラごぼうを食べたことを覚えています。
そして私は22日、キンピラゴボウと南京の炊いたんを持って、
遠く千葉にいる娘の所へ来ています。
そう! 母の味はしっかり私が引き継ぎ、いずれは娘が同じ味の
キンピラと南京を作ってくれるでしょう。
やはり家庭の味は母から子へ受け継がれるものなんですね。
6 件のコメント:
きんぴらごぼう、母の味ですね。
私も母の作ってくれたキンピラ好きでした。
今は、たまに居酒屋へ行った時に食べるくらいしか機会がないです。
実家へ帰れば食べれるとは思うけど・・・
おかあちゃんの味と言えるものがあって良かった。それを娘さんに食べてもらって受け継いでゆくのも素敵なことです。うちはお袋の味として今でも作るのが「ぎょうざ」です。美味しいですよ。
「炊いたん」のかざらない表現が
いっそう家庭の味を思いださせますね。
いわちゃん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
私の実家は北陸の福井です。このキンピラは母の実家の味を受け継いでいるんです・・
な~んて・・そんな大そうなものでは全くないのですが、この不揃いな切り方が何とも
田舎くさくて、たまらないんです。
こんばんわ!
Keんさんとこのギョーザもお母ちゃんの
愛情がたっぷり詰まってるんでしょうね。
keんさんの器用な手は、きっと、ダーツを寄せるあの包み方も受け継いでいるのかしら?
TJさん、こんばんわ!
私がまだ小さい頃、「なんきんさんたいたん、なんきんさんたいたん・・」ってよく言ってたそうで、それから「南京の炊いたん」になりました。
その家庭だけに通じる言葉って、他にもまだ
ありそうですね。
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